介護×IoT

IT,IoTによる具体的な(在宅)介護への活用方法を発信!

【レポート】介護エンジニアが自助具製作教室に行ってみた

自助具とは

自助具は体が不自由な人が日常生活動作をより便利に、より容易にできるように工夫された道具のことです。
福祉用具よりもっと簡易的なものといった位置づけでしょうか。
例えば、箸やスプーンを握ることができない方のための、箸ホルダー、スプーンホルダー。

 

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スプーンホルダー


シャツのボタンなどをとめることが困難な方のための、ボタンエイドといったものがあります。

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ボタンエイド

他にも様々なものがあり、福祉用具で有名なテクノエイド協会のHPには自助具のデータベースがあるので、興味のある方はそちらも参照ください。

www7.techno-aids.or.jp

 

自助具製作を行っているボランティアは各地に存在する

今回、私は福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)で行われた、自助具製作教室に参加しました。

www.fukufukuplaza.jp

こちらは「福岡 自助具」で検索したときに見つけたもので、例えば他にも「大阪 自助具」「奈良 自助具」で検索すると、市町村の福祉関係の施設等で教室を開催されているようでした。

narajijogu.web.fc2.com

 

今回は読書台を制作

今回は読書台を制作します。本を読む際に立てかけておき、ページも押さえてくれるものです。

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教室(自助具工房)

材料費は実費です。今回は250円でした。材料はご用意いただけておりました。

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材料は用意していただいている

先生が作り方を教えてくれます。概要もホワイトボードに書いてくださってました。

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読書台の作り方

自助具製作に来る人たちは

趣味として今までにも何度も来ているおばあさん、棚をつくるなどのDIYが好きなおじいさん、主に高齢者ばかりでした。今回は定員10名で、おじいさん一人、おばあさん6人、私という構成でした。

 

ものづくりは楽しい

ボール盤で穴をあけたり、やすりでけずったりなど、中学生の技術の授業ぶりなので、30年ぶりくらいですが、とても楽しかったです。ソフトウェアエンジニアがIoTにより、ハードウェアをさわって楽しくなるような、もっとわかりやすいモノとのかかわりは、楽しく思いました。

 

なんとか完成

教室自体は2時間程度でした。あらかじめ色々準備していただいているので、みなさん完成したようでした。色塗りなどは各自でお好きなようにとのこと。

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読書台(正面)

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読書台(側面)

これからの自助具

自助具製作自体、以前から興味がありました。障害者の兄との生活の中でなにかもっと便利にできないかと考えていたときに自助具を知り、結果、ネットワークカメラなどを利用していましたが、自助具も検討していました。ただ、正直、自助具はかなりパターン化しています。誤解を恐れずにいうと、もっと改良の余地があるのではと。

AlexaなどのVUI,IoT、電子工作(ラズベリーパイ、Arduinoなど)と融合し、もっと障害者、高齢者にとって便利なものがつくれるのではないかと考えています。そのためにも、活動していきたいと思います。

 

まとめ

自助具製作自体楽しいと思います。是非お近くで行われているか調べて、行ってみてはいかがでしょうか。

 

 

【登壇しました】AlexaSalon「介護エンジニアが考えるAlexa Everywhere」

AlexaSalonとは

AmazonAIアシスタントであるAlexa(スマートスピーカー「Echo」に搭載)のイベントです。クラスメソッド株式会社が全国各地で開催しています。

2019年5月9日に福岡で行われたAlexaSalonで登壇してきました。

 

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AlexaSalon

classmethod.connpass.com

 

いろんなものにAlexaが搭載する世界

発表内容は以下になります。

www.slideshare.net

スライドにもあるように、AlexaDayで見た、楽器にAlexaを搭載したというローランドさんの事例に触発された内容になっています。

ayanokouji777.hatenablog.com

 

VUIでQOL(生活の質)ADL(日常生活自立度)を向上させたい

介護エンジニアとしてVUIは必ず便利な生活を提供できるものになりうると考えています。今はまだゲームや、家電操作くらいで、介護に直接は関係しないですが、福祉用具や自助具を音声で操作できる時代が来るはずです。

 

まとめ

今後も介護エンジニアからの目線でVUIに注力していきます。また、登壇の機会もいただけたら、是非参加したいです。

【レビュー】ドン・キホーテの小型ネットワークカメラ「スマモッチャー(SMAMOTCHER)」

ひさしぶりに購入したネットワークカメラ

最近当ブログはスマートスピーカー(スマスピ)に関しての記事ばかりでしたが、当初はネットワークカメラでの介護の見守り活用の記事を多く書いていました。

ayanokouji777.hatenablog.com

 

正直、ネットワークカメラは普及期も過ぎたように感じており、機能的に目新しいものもないようで、中華製の格安製品が多くなって、あまり魅力的に感じられなくなっていました。ただ、ドン・キホーテから販売されるとのことで、久しぶりに購入してみました。

www.nikkei.com

 

ネットワークカメラに求める機能

私がネットワークカメラに求める機能は以前の記事にも書いたとおり、以下のとおりです。
・録画できること
・パン(360度近く回転)できること
・1万円以下で安価であること
・動体検知または人体検知ができること
・検知をプッシュ通信などで知らせてくれること
・音も聞けること
・マイク内臓で遠隔から声をかけれること

 

本製品はすべて合格しています。

価格は3.980円(税別)なので、半額以下です。

ただ、上記は2年前以上に提示したラインなので、前述したとおり、現状はかなりの製品が1万円以下で存在します。

Amazonで「ネットワークカメラ」で検索してみればわかると思います。

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Amazonで「ネットワークカメラ」を検索してみると

開封の儀

さっそく開けてみます。

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スマモッチャー箱

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本体とUSBケーブル

実際使ってみると、「動体検知」が頻発

寝室に置いたので、特に何も動いていないはずなのですが、なぜか動体検知のアラートがスマホに発生しまくります。過去3日分のデータがクラウドに保存(1か月間は無料)されているので、確認してみても、やはり何も動いてません。

そっと、動体検知の機能はオフにしました。

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動体検知が頻繁に来る

自動追跡の機能がある!

先ほど提示した求める機能以外に、本製品には自動追跡の機能が存在します。カメラの目の前に立ち、左右に動いてみると、カメラが追跡してきます。


スマモッチャー(SMAMOTCHER)自動追跡

動いている介護者を見守るときに、いちいちカメラを手動で動かさなくてもよいので、これは良い機能なのかもしれません。

 

結局買いか?

価格も安いですし、試しに買うくらいの期待値であれば買ってみても良いのかなと思います。

 

まとめ

久しぶりのネットワークカメラでしたが、自動追跡など試したことがない機能があり、楽しかったです。もう少し使ってみることにします。

最近はモニター付きのスマートスピーカーがあるので、ネットワークカメラの一部は置き換わるかもと考えていますが、自動追跡など、パンチルトの機能はまだまだネットワークカメラに分があるように思います。

 

 

放課後等デイサービスでBluePrintsでのAlexaスキル作成を体験してもらいたいと考えている話

介護エンジニアがVUIに注力する理由

前回のAlexa Dayの記事でも言ったように、私のような介護エンジニアがVUIに注力しているのは、体の不自由な方、目の不自由な方も、便利に快適に生活できる可能性があるためです。

 

ayanokouji777.hatenablog.com

 

そのため、

介護エンジニア+VUIエンジニアのはずなので、介護にVUIを活用したい

介護であれば、レクリエーションで活用できるような

今年から転職した当社には放課後デイ、児童発達支援の施設がある

スマートスピーカーで遊んでもらうようなスキルを作れないか

施設の方針としては、場、環境を提供して、児童が自ら行動、学んでもらうスタンス

BluePrintsなら簡単にスキル作れるし、学ぶきっかけになるのではなかろうか

スキルを作って使ってもらうより、自ら学ぶきっかけを提供するほうが良い?

多分、VUI界隈で、自分のような立ち位置の人間は少ないはず

BluePrintsの紹介と作り方を施設の方に紹介してみよう←今ココ

 

BluePrintsとは

あらかじめひな形となるテンプレートがあり、それに対してカスタマイズするだけで、簡単にAlexaスキルを作成することが可能です。

Alexaポータルサイトへの登録も不要で、買い物につかうAmazonのアカウントさえあれば開発が可能となります。

 

https://blueprints.amazon.co.jp/

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BluePrintsのサイト

 

発達障害とプログラミング学習

介護のレクリエーションに関しては、どんなことをしているかはある程度知っていたのですが、放課後等デイサービスでどういうことをしているかというのは、恥ずかしながら全く知りませんでした。

なので、色々とググって調べてみたところ、結構プログラミング学習を取り入れている施設は多いようでした。

発達障害には、プログラミングが向いているとの趣旨のサイトもあったり。

(個人的には懐疑的なのですが。)

dplace.jp

BluePrintsはプログラミングではないですが、これをきっかけにして、

次にVoiceflow,NOIDのようなフローを考えるノンコーディングツールを使ったり、

それもできたら、Lamdbaでプログラミングと、段階的に学んでいけたら良いのかなと考えています。

 

BluePrintsでできること

挨拶(グリーティング)

三者へのメッセージ送信用スキル。

三者へのメッセージをテキストで入力したり、音声を録音、Echo Showなどのディスプレイへの画像を設定することができます。

 

フラッシュカード

学習用スキル。
質問、回答、ヒントを入力します。
テストをすることも可能です。

 

パーソナルトレーナー

レーニング用スキル。
運動内容や秒数、応援メッセージを入力します。

 

ルーレット

抽選スキル。
選択肢のリストを入力し、何かを決めるときに使えば良いです。

 

お母さんありがとう

挨拶スキルとは違い、複数のリストからランダムにメッセージを再生するスキル。
毎回違ったメッセージを聞きたいなら、こちらのスキルを使えば良いです。

 

カスタムQ&A

スキルを名前で開く必要はありません。
他のスキルは「アレクサ、トリビアスキルをひらいて」と言って、スキルを起動する必要がありますが
このスキルはその必要はありません。
私は最近、これを使って自己紹介をしています。
「私の職業は?」

「介護エンジニアです。介護資源の見える化やエーアイによるケアプランの作成支援など、アイティーで介護を良くするビジョンを持つ会社に勤めています。」

 

トリビア

1~4人で、クイズができるスキル。
複数人でわいわい楽しめそうなスキルです。

 

まとめ

実際、BluePrintsを使ってもらえるか、放課後等デイサービスの方に説明してみます。また、結果をお知らせしたいと思います。

今後、Blueprintsのテンプレートは増えるはずで、それらの活用も考えていきます!

介護エンジニアがAlexaDayで感じたこと

神戸はAlexaの聖地です

みなさん、Alexa Dayというイベントはご存知でしょうか。

2018年から始まり、今回で二度目となります。

私は前回、参加申し込みしながらも、風邪で寝込んでおり、結局いけなかったため、

今年が初めての参加となりました。

毎年、神戸で行われており、「神戸はAlexaの聖地」と言われています。

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Alexa Day2019!

Alexaに関する様々な内容を学習できる!

Amazonの方による、最新動向から、実際に開発して得た知見、スキル開発の方法論など、様々な内容が発表されました。

 

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Amazonの方のセミナー

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「デザインスプリント」という方法論

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既存スキルの圧倒的な解剖、解析

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超実践的な技術講義!

 楽器にAlexaを搭載!?

中でも私が興味をもったのは、楽器にAlexaを搭載したというローランドさんの事例です。電子キーボード『GO:PIANO with Alexa Built-in』というものらしいです。

電子楽器のUIは

  • 操作性が良くない
  • 小さいLCD
  • メニューの下の階層にもぐる必要あり

これらを解決するために、音声による操作を実現していました。

  

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楽器にAVSを搭載

 

Alexa Everywhere

Echoが発売された当初から、Amazonは、今はスピーカーに搭載しているが、将来はどこにでもAlexaが搭載されていることを実現するといっています。

今回はそれが楽器なだけで、よく言われているように今後は自動車など、いろんなものにAlexaは搭載されていくことでしょう。

 

私の専門分野の介護にも有効であると思います。

車いす、杖などのような、福祉用具にもAlexaが搭載され、体の不自由な方、目の不自由な方も、便利に快適に生活できる可能性があります。

私がAlexaなどのVUIに注力しているのは、まさにこの点にあります。

 

来年からは「Voice Con Japan」!

Alexa Dayは来年からは、Voice Con Japanという名称になりそうです。

Alexaだけでなく、Google HomeやClovaなどのスマートスピーカーも対象になるのでしょうか。もちろん私は来年も参加します!

来年は登壇側になれるように頑張ります!

 

 

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VOICE CON JAPAN

 

Google Home(グーグルホーム)+Chromecast(クロームキャスト)で毎朝ラジオ体操をしようとして、挫折した話

Google Homeが一番良い?

 みなさんは、どのスマートスピーカー(スマスピ)を使っていらっしゃるでしょう。

Alexa?Clova?はたまたQUUN?

当ブログで初めてGoogle Homeを紹介して、約1年半が経ちましたが、

音声認識の良さは未だにGoogle Homeが一番かもしれないと思っています。

 

ayanokouji777.hatenablog.com 

スマートスピーカー(スマスピ)+モニターが主流?

現状のスマスピにはモニターが付いているデバイスも多くなってきました。

AlexaにはEcho ShowとSpot。

 

 

ClovaにはClova Deskが存在します。

clova.line.me

 

Google Homeにもモニター付きのデバイス Google Home Hub が存在しますが、今現在、日本では未発売です。

robotstart.info

 

Chromecast(クロームキャスト)をつけると、テレビがモニターに!

Chromecastをテレビにつけることで、Google Homeからテレビでyoutubeを表示することが可能です。

 

Chromecastに名前(例えば、リビングのテレビであれば「リビング」という名前にします。)をつけ、起動させます。

「ねぇ Google リビングでラジオ体操を流して」といえば、例えばテレビがOFFになっていても(もちろん主電源はONである必要があります。)、テレビでyoutubeのラジオ体操が流れます。

 

毎朝youtubeを見ながら、ラジオ体操をしよう!「ねぇ Google リビングでラジオ体操を流して」

介護施設のレクリエーションにももしかしたら使えたりと考え、Google Homeグーグルホーム)+Chromecast(クロームキャスト)で毎朝ラジオ体操をし始めました。

ラジオ体操する際は、やはり映像を見ながら一緒に体操するほうが続きやすいと思います。

 

youtubeで思い通りの映像が流れない

ラジオ体操と一口に言っても、youtubeには様々な動画が存在します。

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youtubeで「ラジオ体操」を検索

個人的には、NHK版がやりやすくて良いのですが、毎回表示されず、個人の方が作成したであろう、ハイテンポなラジオ体操や、ミクスチャーラジオ体操、ただピアノで手元だけを映した動画が表示されました。

「ラジオ体操を流して」

「ラジオ体操第一を流して」

NHKのラジオ体操を流して」

などなど、色々と呼び方を変えたのですが、安定してNHKのラジオ体操第一は流れませんでした。。。

 

結局、スマホ+Chromecast(クロームキャスト)でラジオ体操をしている

ラジオ体操自体は習慣となったのですが、毎朝試行錯誤している時間もなかったので、結局スマホyoutubeアプリでラジオ体操を検索し、検索結果からNHKのラジオ対象を選択、Chromecastで表示という操作をしています。

好きな音楽を流す場合なら、google play musicでリストをつくり、そのリストに自前のmp3ファイルなどを登録、リスト名をgoogle homeに指定することで、思い通りの音楽を流すことができますが、youubeでリストをつくっても、それはできませんでした。

google play musicでリスト作成の詳細は以下の記事を参照ください。)

ayanokouji777.hatenablog.com

 

まとめ

google play music同様、リストで指定できるようになれば、思い通りの映像を流すことができるのですが、その対応はいつか可能なのか、現状調べてもわかりませんでした。

モニター付きのスマスピは色々出てきましたが、やはり大きなテレビでもyoutubeを流してみたいですよね。いつか可能となることを期待して、情報収集していきます。

 

 

 

 

Echo Show(エコーショー)またはEcho Spot(エコースポット)で遠距離介護している両親とビデオ電話をする

Echo Show(エコーショー)/Echo Spot(エコースポット)とは

モニターが付いたスマートスピーカーです。

Echo Showは10インチの四角いモニター、Echo Spotは2.5インチの丸いモニターが付いています。

モニターが付いたことで、今までの音声だけの表現よりも、多くの表現ができるようになっています。

 

 

 

VUIの本質はあくまで音声

スマートスピーカーのような、音声で情報をやりとりすることをVUIと呼びます。

Voice User Interfaceの略で、それに対して、今までの画面を介してのやりとりは、GUI(Graphical User Interface)と呼ばれています。

モニターはついていますが、モニターを指で操作するのが主ではなく、

あくまで操作は音声で行い、その結果の表現をモニターで表示するような使い方が主流です。

 

Echo Show(エコーショー)またはEcho Spot(エコースポット)でビデオ電話

Echo ShowまたはEcho Spotはビデオ電話が可能です。

そのため、遠距離の実家にEcho ShowまたはEcho Spotを配置し、ご自分はスマホのAlexaアプリから行います。

もちろん、ご自分もEcho ShowまたはEcho Spotでビデオ通話を行うことも可能ですが、外出時での利用や、特にEcho Showは27,980と高額のため、まずはスマホでご利用されればと思います。

前述したように、Echo Showは10インチ、Echo Spotは2.5インチであるため、高齢者が使うことを考えると、大きいEcho Showの方がおすすめです。

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Echo Show(エコーショー)

 

Alexaアプリからの方法

電話をかける方がEchoの場合は、「アレクサ、***(デバイスの名前。例えば「実家リビング」)に電話して。」と言えば良いだけです。

スマホのAlexaアプリでは画面下部の「連絡」を選ぶことで、コミュニケーション画面を選び、電話する場合は「コール」を選択し、その後かける対象のデバイスを選択します。

 

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Alexaアプリでコール

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Alexaアプリでデバイスを選択

 

音質は非常に良い

今までにも、連絡を取る方法として、ネットワークカメラの活用をご紹介してきました。

ayanokouji777.hatenablog.com

ayanokouji777.hatenablog.com

これらの場合は一方的にこちらから遠距離介護先の映像は見えますが、むこうからはこちらを見ることはできません。また、音声に関しても、タイムラグが起こるなど、長い会話をするのには現実的ではない状態でした。

しかし、Echoの場合は、通常の電話並みといってよいレベルではないかと思います。なにかを見せながら話をしたいなどのときには、是非Echoを活用してみることをおすすめします。

 

高齢者側は何も操作しなくても良い「呼びかけ」機能

さきほどのAlexaアプリの画面には「コール」以外に「呼びかけ」というものがあります。電話の場合は、高齢者側のEchoからコール音がし、高齢者はそれに対して、「アレクサ、電話をとって」ということで、ビデオ電話が始まります。

高齢者にとって「アレクサ」というのも言いにくい人もいるでしょうし、その場合は、一方的につながる「よびかけ」機能が有効です。

こちらの場合は、応答を待つことなく、映像がつながります。

もちろん、許可する設定が必要。詳しくは公式HPを参照してください。

www.amazon.co.jp

 

まとめ

モニターがついたことにより、スマートスピーカーの可能性はますます広がりました。

今まで、高齢者にないか説明するときに電話での通話だけでは説明しにくかったときも、モニターにより表現力をあげることにより説明できることも増えるでしょう。

また、モニターを使ったスキル(スマートスピーカーのアプリ)も続々増えています。

私もスキル開発者として、介護に活用できる、モニター対応スキルを考えていきます。

ayanokouji777.hatenablog.com