自助具とは
自助具は体が不自由な人が日常生活動作をより便利に、より容易にできるように工夫された道具のことです。
福祉用具よりもっと簡易的なものといった位置づけでしょうか。
例えば、箸やスプーンを握ることができない方のための、箸ホルダー、スプーンホルダー。
シャツのボタンなどをとめることが困難な方のための、ボタンエイドといったものがあります。
他にも様々なものがあり、福祉用具で有名なテクノエイド協会のHPには自助具のデータベースがあるので、興味のある方はそちらも参照ください。
自助具製作を行っているボランティアは各地に存在する
今回、私は福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)で行われた、自助具製作教室に参加しました。
こちらは「福岡 自助具」で検索したときに見つけたもので、例えば他にも「大阪 自助具」「奈良 自助具」で検索すると、市町村の福祉関係の施設等で教室を開催されているようでした。
今回は読書台を制作
今回は読書台を制作します。本を読む際に立てかけておき、ページも押さえてくれるものです。
材料費は実費です。今回は250円でした。材料はご用意いただけておりました。
先生が作り方を教えてくれます。概要もホワイトボードに書いてくださってました。
自助具製作に来る人たちは
趣味として今までにも何度も来ているおばあさん、棚をつくるなどのDIYが好きなおじいさん、主に高齢者ばかりでした。今回は定員10名で、おじいさん一人、おばあさん6人、私という構成でした。
ものづくりは楽しい
ボール盤で穴をあけたり、やすりでけずったりなど、中学生の技術の授業ぶりなので、30年ぶりくらいですが、とても楽しかったです。ソフトウェアエンジニアがIoTにより、ハードウェアをさわって楽しくなるような、もっとわかりやすいモノとのかかわりは、楽しく思いました。
なんとか完成
教室自体は2時間程度でした。あらかじめ色々準備していただいているので、みなさん完成したようでした。色塗りなどは各自でお好きなようにとのこと。
これからの自助具
自助具製作自体、以前から興味がありました。障害者の兄との生活の中でなにかもっと便利にできないかと考えていたときに自助具を知り、結果、ネットワークカメラなどを利用していましたが、自助具も検討していました。ただ、正直、自助具はかなりパターン化しています。誤解を恐れずにいうと、もっと改良の余地があるのではと。
AlexaなどのVUI,IoT、電子工作(ラズベリーパイ、Arduinoなど)と融合し、もっと障害者、高齢者にとって便利なものがつくれるのではないかと考えています。そのためにも、活動していきたいと思います。
まとめ
自助具製作自体楽しいと思います。是非お近くで行われているか調べて、行ってみてはいかがでしょうか。