ここ1,2年前から「アクセシビリティ」という言葉を耳にすることが多くなってきたように思います。厚生労働省HPから引用すると、「アクセシビリティとは、年齢や身体障害の有無に関係なく、誰でも必要とする情報に簡単にたどり着け、利用できることをいいます。」とのことです。
www.mhlw.go.jp
WEBだけの話?
IT界隈でアクセシビリティというキーワードを出すと、WEBに関することという認識が多いです。これはとくに「ウェブアクセシビリティ」という言葉があるくらいで、高齢者や障碍者でもWEBからの情報を取得することが可能なように、例えば盲目の方は、音声読み上げでWEBの情報を取得するので、それを考慮してWEB作成するべきとの考えです。「ウェブ・コンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン(WCAG)」という世界的なガイドラインも存在します。
Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0
以前こちらの記事で私はSkypeを使うと記載しました。
ayanokouji777.hatenablog.com
通常、友人らとの連絡はLIneを使っているのですが、なぜここではSkypeと記載したかというと、Skypeには自動応答という機能があるためです。
この機能により、受信側(要介護側)は何も操作することなく、ビデオ電話をすることが可能です。
要介護側に操作をさせるのは難しい
前述の例であれば、要介護側がスマホをワンタップして、ビデオ電話を開始すれば良いだけのことですが、そのワンタップが難しいのです。もちろん操作ができる方であれば、それに越したことはないですが、基本的には、今までにない動作を強いるのは結局運用していけないと考えています。スマホは多機能で安価な素晴らしいデバイスであるとは思いますが、みなさんも使い始めのころは使いにくいと思っていたのではないでしょうか。慣れたから今は使いこなせてますが、要介護者に慣れろというのは厳しいです。
スマホのタップに比べて、物理的なボタンを押すという動作であれば、かなりハードルが下がります。IoT界隈で話題となった、Amazon Dash Buttonという製品は、ボタンを押すだけで、固定された商品をAmazonに発注することができるものです。これもスマホやPCでAmazonのサイトから発注するのを、ボタンを押すだけで、その行為を代替しています。ボタンを押すだけ、または洗剤が少なくなったらというなんらかのトリガー(引き金、きっかけ)で発注を行うという自動化、IoT化はすぐにでも実現しそうです。
gigazine.net
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