Echo Show(エコーショー)のビデオ通話、カメラで見守る
今までの記事ではモニター付きスマートスピーカーである、Echo Showでビデオ通話したり、カメラ機能での見守りを紹介してきました。
常時リアルタイム映像を見て見守ることは現実的ではない
映像を見て見守ることは安心感が高いですが、仕事中や自分の人生を考えた場合、常時行うことは現実的ではありません。そのために、映像を解析して、異常があった場合にアラートを出して、そのときだけ映像を確認するような製品はネットワークカメラにはありますが、現状Echo Showにはそのような機能はありません。
また、リアルタイムではなく過去の映像を見ることもEcho Showではできません(ネットワークカメラにはSDカードやクラウドに映像を保存できる製品が多くあります)。
映像以外の見守りの選択肢
「見守り」を実現する製品やサービスは現状一般的になってきましたが、私が知る限り一番古い製品は象印の「みまもりほっとライン」です。
上記サイトを見る限り、2001年3月からスタートしているので、ちょうど20年前ですね。こちらのサービスは、高齢者宅でのポットの使用状況を、見守り側に電話やメールで知らせるものです。
「今日もこの時間にポットでお茶いれてるから問題なさそうだな」「あれ いつもと違ってポットが使われていないな」ということを把握し、ゆるく見守ることができます。
Echoに話しかけた内容がわかる「音声履歴」
Echoに話しかけた内容が分かれば、これと同じようにゆるく見守ることが出来るのではないでしょうか。Echoに話しかけた内容は音声履歴から確認可能です。
スマホのAlexaアプリやPCからでも確認できます。
- スマホのAlexaアプリの場合
スマホのAlexaアプリを起動させ、右下の「その他」から「アクティビティ」をタップします。
上部の「音声履歴」をタップすれば、音声履歴が表示されます。
「日付」や「デバイス名」でも絞り込めますので、昨日の高齢者宅に置いているデバイスに話しかけた内容だけを確認することが可能です。
例えば、以下の内容から、早朝の4時に一度起きて、次は5時半くらいに起きてるようなので、「早く起きすぎて二度寝したのかな」「早朝になにかあったのかな」という推測が出来ます。あくまで推測ですが、ビデオ通話で話すときに「なにかあった?」といったコミュニケーションがとれます。
- PCの場合
以下のアドレスをクリックしてください。
https://www.amazon.co.jp/alexaprivacysettings
Amazonのサイト内で以下のような表示がされるはずです。
「音声履歴を確認」をクリックすれば、スマホのAlexaアプリと同様、音声履歴が表示されます。
検索機能は単一のデバイスのみなので、PCのブラウザの検索機能の方が使い勝手が良いかもしれません。例えば私は実家のEchoデバイスには「実家**」というような名前にしているので、「実家」でブラウザの検索を使うことにより、複数の実家のデバイスだけを確認するようなことをしています。
まとめ
見守りはいくつもの方法があります。高齢者と自分のライフスタイルに合わせて複合的に行っていくほうが、無理なく続けていけるのではないでしょうか。