介護×IoT

IT,IoTによる具体的な(在宅)介護への活用方法を発信!

MESHで見守り

みまもりホットライン

現在、雨後のタケノコのごとく、見守りシステムと呼ばれるものが増えています。

ayanokouji777.hatenablog.com

私が初めて、見守りシステムというものを知ったのは、象印マホービン株式会社の「みまもりほっとライン」です。

www.mimamori.net

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日常的によく使われるポットに着目し、ポットが日々使われたら、介護者にメールで知らせるサービスです。使用時間も把握できるため、毎日のライフスタイルと違った行動があれば、気付くことも可能です。IoTの構成に当てはめると、ポットを使用(電源ONなどの行動もセンシングしています)=センサー、ポットから使用状況を送信、管理=クラウド、介護者にメールを送信=アクチュエーターとなります。IoTに当てはめましたが、IoTなどという言葉がなかった2001年にみまもりホットラインのサービスは開始しています。実に16年もの前からサービス開始していると思うと、感慨深いものを感じます。

 

みまもりホットラインのコスト

HPで確認する限り、みまもりホットラインは、初期費用5,000円(税別)で、 後は月々3,000円(税別)となり、ポット自体はレンタルとない、この料金に含まれています。クラウドへの情報送信は、ポット自体に通信モジュールが内蔵されており、通信料も毎月の金額に含まれています。

 

MESH

IoTを簡単に実現できる「MESH」という製品があります。

meshprj.com

ブロック形状で、明るさや人感などの各種センサーになっています。

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[ソニー] Sony MESH 7タグセット MESH-100B7A

[ソニー] Sony MESH 7タグセット MESH-100B7A

 

 

MESHで実現する見守り

先にご紹介したみまもりホットラインのようなことをMESHで実現してみます。

まずはスマホにMESHのアプリをインストールします。スマホと各種タグをBluetoothで接続し、システム(MESHでは「レシピ」と呼ぶようです)をつくっていきます。

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 今回は、ポットではなく、電気がついたことにより安否状況を確認すると仮定し、明るさが変われば、スピーカーで挨拶し、介護者にメールを飛ばすようなレシピを考えてみました。まず、明るさが変わうことをセンシングします。

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 次にスピーカーにより音を鳴らします。今回は起きてきたことと仮定し、「おはよう」

という声を鳴らしてみました。同時に介護者にメールを送ります。

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メールの設定は、前もって送信元となるGmailのアカウントとして連携する必要があり、そのGmailからメールが送られることになります。上記では宛先もGmailにしていますが、宛先はGmail以外でも構いません。

 

明るさが変わったら、挨拶をして、メールを送信

実際の様子は以下の動画をご覧ください。明るさを変えるために手で隠したりしてます。

www.youtube.com

 

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まとめ

いかがでしょう。MESHがあれば色々とできることが増えそうです。これからも介護に役立つMESHレシピを考えていこうと思います。