介護×IoT

IT,IoTによる具体的な(在宅)介護への活用方法を発信!

車いす利用者のための地図が流通する未来

マッピング技術

以前ご紹介したロボット掃除機ですが、最近の製品にはマッピング技術が搭載されています。

ayanokouji777.hatenablog.com

マッピング技術とは、室内をスキャンすることで、地図を作る技術です。この地図により、ロボット掃除機は効率の良い掃除を行います。最近は車の自動運転などにも採用されているようで、このことを知った時に、いずれ車いすにも採用されないかと考えました。

 

把握しているところにしか外出しにくい!

車いすを利用している方が外出する際には、あらかじめその場所には多目的トイレがあるかとか、車いす専用の駐車場があるかなど、事前に情報収集することがかかせません。特に、トイレのようないつ必要になるかわからないものが、すぐ行けるところにないと非常に困ります。また地図上で、どういう道路であるかとか、駅や大型施設には、車いすではどうやって通行していけばよいかは表現されていません。結局は行ってみないとわからないことが多いのですが、わからないところにいって、なにかあった場合に困るのを考えると外出するのが難しくなってしまい、どうしても把握しているところしか行かないという思考になりがちです。

f:id:ayanokouji777:20170411214433p:plain

現状の車いすマップ

もちろん現状も、車いすマップ、バリアフリーマップのようなものは存在します。特に最近、Googleマップ車いす利用者向けのサービスを開始しています。

1234times.jp

 

車いすマッピング技術を搭載して地図はできないか

先の掃除ロボットのように、車いすマッピング技術をつけて、車いすが通れる道を把握するなど、自動で地図をつくるようなことがいずれできるのではないでしょうか。苦労するのはひとりだけで良く、ICTを使った情報共有により、その他の人は同じ苦労をしないようにできるのではないでしょうか。昨今話題のビッグデータ、AIとは、膨大なデータからルールを見つけ、最善策や予測ができるというのなら、これもいずれ解決できるように思います。

 

情報銀行で車いす地図が流通する未来

こちらの記事をご覧ください。

techon.nikkeibp.co.jp

f:id:ayanokouji777:20170411215758p:plain

政府が検討している、個人のデータを流通することにより、本人または社会にメリットを起こす、情報銀行という取り組みです。車いすマップもまた、このような未来になった際には、重要なデータとして流通するのではないでしょうか。

 

まとめ

ICTの得意分野は情報共有と自動化です。これにより、ひとりでも苦労する人が減らすことができれば、より良い未来になっていくのではないでしょうか。