福祉用具貸与単位数 貸与種目別割合
前回の記事のとおり、福祉用具貸与には対象となる種別が存在します。
これらの種別の割合は以下の通りです。
一般社団法人シルバーサービス振興会 資料より引用。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/0000136658.pdf
特殊寝台と車いすで約6割を占めています。
離床アシストロボット リショーネPlus
Panasonicが発売する、リショーネPlusという製品があります。
Taisコードも取得しています。
リショーネPlusの特徴は
リショーネはベッド部分が切り離され、車いすに変わります。これにより、ベッドから車いすへの移乗が軽減されます。在宅介護をされている方ならお分かりになるかと思いますが、移乗の負担は重いものです。また要介護者に怪我をさせるリスクの伴い行為でもあります。従来は人力または割合的には少ないですがリフトによっても行われていました。
介護リフト つるべー
「Plus」とついていることからわかるように、リショーネという前バージョンもあります。こちらとの違いは主に、使い勝手の良さです。
部屋の間取りや介護者のことも考えた、左右どちらからも合体&分離が可能になっています。
リショーネPlusの価格は
先ほどのテクノエイドの情報を見る限り、希望小売価格は900,000円となっています。車いすの価格はピンキリですが、一般的には10万円から、電動のものは40万くらいが相場と言われています。それを考えるとやはり高いですが、ベッドも兼ねているとなると、どうでしょうか。ただ、2017年2月からはレンタルも開始されると発表されていますし、利用しやすくなるのではないでしょうか。
まとめ
移乗は在宅介護にとって負担の大きな行為です。これが軽減できるとかなり生活スタイルも変わってくるのではないでしょうか。最近は知られるようになってきましたが、Panasonicは以前から介護にも力をいれています。日本を代表するメーカーであり、技術力を介護にも注力しているようで、今後も良い製品を開発していただきたいです。個人的には、自立支援型起立歩行アシストロボットが早くできることを期待しています。