介護ロボットONLINEにて記事を寄稿しました。
スマートロックは少しずつですが、普及していくと思っています。
お読みいただけると幸いです。
随分暖かくなってきましたが、まだまだ寒い日もありエアコンなどの暖房器具を使う機会も多いと思います。私はガスファンヒーターを愛用しています。エアコンとガスファンヒーターのコスト比較のサイトなどを見ると、ランニングコストとしてはエアコンの方が良いようですが、圧倒的に暖かくなるスピードはガスファンヒーターの方が上ですし、乾燥もしくにいように思います。高齢者は乾燥しやすいので、ガスファンヒーターを使うのも良いかもしれませn。
外出先から戻る前に遠隔で自宅の暖房器具をつけて部屋を暖かくしておくといったケースは昔から聞きますが、最近のスマートリモコンと呼ばれる製品により、より身近になってきたように思います。
LinkJapan eRemote mini IoTリモコン 家でも外からでもいつでもスマホで自宅の家電を操作 【AmazonAlexa対応製品】 MINI
ラトックシステム スマート家電コントローラ スマホで家電をコントロール 外出先からいつでも自宅の家電製品を遠隔操作できる 【AmazonAlexa対応製品】 RS-WFIREX3
スマート学習リモコン sRemo-R (エスリモアール) 【GoogleHome,AmazonAlexa対応】 (シルバー)
エアコンにはリモコンがついていますが、リモコンからエアコンには赤外線で通知して操作をしています。スマートリモコンも赤外線によりエアコンやテレビなどの操作をしています。また、これらの製品はAmazonEchoや GoogleHomeなどのスマートスピーカーと連携することで、声で操作が可能です。
ガスファンヒーターにはあまりリモコン付きの製品はありません。リモコンがあっても、停止や温度調整だけで、開始をすることができません。これは安全面を考慮しているためのようです。しかし、寒い朝の布団の中からや、ハンズフリーでの声で、ガスファンヒーターをつけれるようになれば、便利になるのではないでしょうか。
ただし、あくまで自己責任です。
SwitchBotという、ボタンを押すという機能に特化したデバイスがあります。
【2個セット】Glappy / Switch Bot|ボタンを押してくれる超小型指ロボット (ワイヤレス / スイッチボット)
SwitBot単体ではスマホからBlueToothにより操作となりますが、SwitchLinkを使えば、外出先からスマホで自宅のSwitchBotを操作することが可能です。
付属の両面テープでSwitchBotをガスファンヒーターに取り付けます。
アプリをスマホにインストールします。「ガスボット」という名前にしました。
(後述のAmazonEchoとGoogleHomeとの連携もしています。)
スマホから操作してみます。
これで外出先から操作することは出来ましたが、布団の中から声で操作もしたいので、スマートスピーカーと連携させます。
まずはAmazonEchoから。
GoogleHomeでも。
なぜかうまくいきません。仕方がないので、名前を変えてみました。
ここでの名前はGoogleHomeでの名前となるので、ここで変更したからといて、AmazonEchoの方の名前は変わりません。
今度はうまくいきました。なんどやっても「ガスボット」では成功しませんでした。
AmazonEchoもGoogleHomeも、うまくいくときは何度やってもうまくいきますが、そうではないときはずっと失敗で、実用的かといわれると疑問を持ちました。
もちろんガスファンヒーター以外の照明のボタンなどでも使用可能です。ただし、どんなボタンで可能かといわれると、そうではありません。私はもともと洗濯機につけようと思っていました。洗濯機は結構騒音もしますし、夜などにすると近所迷惑となるので、昼に会社から操作しようとしましたが、やわらかいタイプ(「ポチッ」ではなく「ペチャッ」)のボタンでは使用できませんでした。
ただボタンを押すということだけなのに、遠距離介護や会社にいるため、どうしてもできないというケースもあるのではないでしょうか。可能性は感じるので、もっとより良い活用法を考えていきたいと思います。
LINEはClova WAVEというスマートスピーカー(スマスピ)を以前から販売していますが、2017/12/13からClova friendsも販売が開始されました。Clova WAVEは以前に記事にしましたが、今回はClova Friendsについて介護への活用を考えてみたいと思います。
Friendsは熊と鳥をモチーフとしたデザインをしています。今までのスマスピはあくまでスピーカーという立ち位置からか、あまりこういった可愛いデザインのものは見られませんでした。個人的にはコミュニケーションロボットのように、人型にしたほうが親しみやすくなるし、家庭をターゲットにしているスマスピはデザインも重要になると考えています。
今回、私は熊型のブラウンを購入しました。
Google HomeとGoogle Home miniやAmazon EchoとEcho dotのような、いわゆる価格を抑えた廉価版は存在します。しかし、friendsはそういった、単なる廉価版の位置づけではないように思います。確かにFriendsにしても、他と同様、スピーカーの性能が劣っているなどはありますが、WAVEで出来ないことが出来る機能があります。それがLINE無料通話の発信です。
無料通話のために設定は簡単です。アプリから設定を行います。
LINEアイコンを押下します。
無料通話を使用すると設定します。
発信する友達を追加し、その友達の呼び名を設定します。Friendsへは「だれだれに電話して」という事になるので、その際の呼び名を設定することになります。
実際に私も友達にLINE電話をしてみました。スマスピは電話と違って、すぐ近くで話すわけではないので、受けて側からは、ちょっと遠くから話されているように感じるとのことでした。かける側は全く問題感じませんし、電話を持っているわけではないので、なにか他のことをしながら話すことができるのがすごい便利でした。やはりスマスピの最大の利点は手がフリーになることです。手がフリーとなるので、高齢者の介助をしながら、声で連絡をかけたり、なにか調べたり、音楽をかけたりなどのことが出来ることは最大の利点です。介助している最中にスマホで電話したり、何かを調べたりなどはなかなか厳しいものがあります。
私はネットワークカメラでの見守りは有効であると考えており、実際に複数台を使っています。
最近のネットワークカメラはスピーカーやマイクを内蔵しており、双方向で会話が可能です。ただ、やはりカメラということで、寝室やトイレなど、プライベートな空間に置くのは、さすがに家族であっても抵抗があるものです。そこでFriendsのような会話ができるスマスピを置いてはどうでしょうか。スマスピであれば、言葉さえしゃべることができれば、それこそ寝たきりの方でも外部に連絡することが出来ます。また、トイレで高齢者の介助中に助けが欲しいときも、介助で手がふさがっていても、声で呼ぶことが可能となります。
LINE無料通話ができますが、現状発信するだけで、着信はできません。ただ、今後対応予定とのことで期待したいと思います。
スマスピは手がフリーな状態で使えること、また外部と連絡できることで介護への活用が期待できると考えています。価格もセールが頻繁にやっていますし、安価に手に入れやすいと思います。是非一度使ってみることをおすすめします。
以前の記事にも記載しましたが、Google Homeを新規に追加する場合、設置場所にダイニングルームなどを選択します。これは明確に家庭に入り込む狙いだと考えます。
Google Home miniであれば価格も6千円(税別)なので、各部屋に置くことも現実的ではないでしょうか。特に2017/12/03現在、楽天やビッグカメラ、ツクモなどでは半額セールにより3千円(税別)となっています。
各部屋にあることで、例えばトイレで、または緊急時に助けを呼べば、各部屋のGoogle Homeからその旨を流すことができれば、介護にも役立つことは容易に想像できます。その機能が「ブロードキャスト」です。
ブロードキャスト機能はいずれ日本でも対応するとは思いますが、現状日本では使用することができません。しかし、複数のGoogle Homeに一斉に音楽を鳴らす、マルチルームグループ機能は日本でも機能するため、この機能で代替することを考えてみました。
マルチルームグループ機能自体はGoogle Play Music上の音楽ファイルをあらかじめ設定したグループに同時に再生する機能です。
Google Play Musicは、Amazon MusicやLine Musicなどと同様、月額定額制の聞き放題の音楽ストリーミングサービスとしてご存知の方も多いことと思います。しかし、Google Play Musicは月額契約をしなくても、クラウド上に最大 50,000 曲まで自分の音楽ファイルをアップロードする機能を使用することができます。windows付属のボイスレコーダーや、スマホのアプリなどで、「助けて!早く来て!」と録音し、MP3などのファイルを作成します。サポートしているファイル形式はこちらをご覧ください。
Google Paly Musicの音楽をGoogle Homeで再生する際は、ファイルごとでは再生できません。プレイリストを作り、そのプレイリストに音楽ファイルを追加し、Google Homeではそのプレイリスト名を指定することになります。今回は「SOS」というプレイリストにしてみました。
アプリからグループを作成し、機能してほしいGoogle Homeを追加します。今回は「ホームグループ」という名前にしてみました。
ちょっとわかりにくいのですが、「ねぇ グーグル ホームグループでSOSをかけて」と言い、別のGoogle Home miniから録音した「誰か来てー 早く」と流れています。
個人的には、スマートスピーカーは一般的に普及していき、2,3年後にはひとりひとつ、または一部屋にひとつあるという状況が現実になると考えています。高齢者向けのサービスなど、介護にも役立つ便利なツールとなるはずです。
GoogleHomeは2017/10/06に販売されました。以前に記事にした、amazon echoやline waveと同様のスマートスピーカーです。
価格は14,000円(税抜)ですが、ビッグカメラでは同時購入でお得になるキャンペーンも行っています。ちなみに発売月の2017/10末までなら、2台で2万円、実質1台1万円のキャンペーンも行われていましたが、現在はこのキャンペーンは終了しています。
廉価版となるGoogleHomeも2017/10/23に発売されました。無印とminiの違いは価格はもちろんですが、音質も結構違います。
MiniはスマホやタブレットPCで用いられる汎用のUSB端子を採用しており、そのため外付けのモバイルバッテリーを利用できるため、
屋外でも利用できます(もちろんネット接続は必要なため、wifiまたはスマホ等からのデザリングが必要)。ただ、こちらのブログを見る限り、結構ハードルは高そうです。
GoogleHomeのアプリで設定しますが、その際、GoogleHomeをリビングなど、どこに置くかを設定します。
私はGoogleHomeをダイニングルームに、miniをキッチンに設定してみました。
テレビにchromecastをつけていれば、GoogleHomeに話しかけて電源をつけ、youtubeを再生させることも可能です。私なんかは結構感動してしまい、なかなかの未来感だなと感じました。
続きを読む本日は2017年11月07日ですので、レセプト期間真っただ中かと思います。2017年10月実施分、11月請求分からは福祉用具貸与(および介護予防福祉用具貸与)の請求時にはTAISコードまたは福祉用具届出コードが必要になります。それ以前は、TAISコードまたはJANコード、商品コード(ローマ字(メーカー名 ‐ 商品名))で請求していました。
テクノエイドHPより
福祉用具貸与以外の訪問、通所、入所サービスなどはその内容により単位数(=金額)が決まっています。しかし福祉用具貸与の価格については、他の介護保険サービスとは違い、単位数が決められていません。そのため、単位数は事業所ごとに異なり、市場価格から乖離した価格をつける悪質な業者も少なからず存在します。それらを適切なものにするため、コードを振ることで状況を把握、「見える化」を目指すのが厚生労働省の考えです。このことは「福祉用具貸与価格の全国的な状況の把握について(介護保険最新情報vol.602)」で通達されました。
http://www.roken.or.jp/wp/wp-content/uploads/2017/08/vol.602.pdf
前述の「福祉用具貸与価格の全国的な状況の把握について(介護保険最新情報vol.602)」を見てもわかるように、非常にタイトなスケジュールとなっているため、暫定的に「99999-999999」で請求することも可能となっています。
http://www.techno-aids.or.jp/visible/pdf/03_welfare291019.pdf
IT業界では以前から「見える化」というのはバズワードのように使われ、現在ではIT業界にかかわらず、一般的にもつかわれるようになったように思います。「業務の見える化」「稼働率の可視化」などといったように使われています。さて、見える化の目的は何でしょうか。見えること自体は目的ではなく、見えることにより、改善につなげることだと私は考えます。今回の福祉用具届出コード(あるいはTAISコード)では、福祉用具を特定し、全国的な価格の把握をし(=見える化)、価格を適正にすることが目的だと思います。
市場価格から乖離した価格をつける悪質な業者はもちろん是正しなくてはいけないですが、全国各地の福祉用具事業所の価格を同一価格にすることはおそらく不可能です。なぜなら、事業所への卸価格は大手と中小では違うのが現実ではないでしょうか。つまり、大手事業所へは大口の顧客となるため、福祉用具の製造メーカは卸価格を抑えることがありえます。対して中小事業所へはそれよりも高い価格で卸されます。卸値が違うのに、貸与価格を一律にしてしまうと、中小の利益がますます減り、結果、中小事業所は事業を持続できなくなります。
福祉用具は介護サービスの中でも特殊といってよいのかもしれません。「平成29年介護事業経営実態調査結果」においても、他サービス種類と比べても高い利益率となっており、今後も様々な法改正が行われると考えられます。福祉用具のIoT化は今後必須だと個人的には考えており、それと併せて法改正も注視していきます。
ここ数日、スマートスピーカー関連のニュースがとどまることを知らない状況になっているようです。以前にAmazonEchoを引き合いに、スマートスピーカーの介護への活用方法に関して考察しました。
AmazonEchoは予想通り、年内に日本で発売されるようです。
また、Google Homeは2017/10/06に発売されます。
WAVEはもともと8月末に先行販売されていましたが、本日2017/10/05正式販売されました。
8月末に届いたWAVEにできることは、音楽を聴けること、時間を聞けることくらいで、正直がっかりした覚えがあります。しかし、その後、8時にアラームを鳴らしてといったアラーム機能であったり、テレビをつけてといった、音声リモコンの機能など、WAVEは機能をふやしていきました。今後は音声メモやカレンダー機能も実装されるるようです。
そして、本日、LINEメッセージを送る機能が実装されました。まずはこちらの動画をご覧ください。
そしてその結果が以下のLINEメッセージです。
あらら、「会社帰りに卵を買ってきて」といったつもりなのですが、「会社帰りか孫を買ってきて」になってしまいました。その前の「明日はこっちに来てな」は正しく送られてきたのですが。
LINEは今や2億人の人に使われ、そのアクティブユーザー率は70%を超えるなど、単なるメッセンジャーアプリを超えて、プラットフォーム化しているといっても過言ではありません。今までスマホがないばかりにLINEで連絡を取れなかった高齢者なども、会話するだけでメッセージを送れるなら、使っていけるのではないでしょうか。電話するほどでもない、ちょっとしたこと、手が空いた時にでも聞いてほしいこと、それらをWAVEにより伝えることが可能です。
スマートスピーカーはスマホの次と言われていますが、ここ最近のニュースを見る限り、LINE、Google、Amazonが矢継ぎ早に製品をリリースするのを見るに、やはり生活になくてはならないものになっていくのではないでしょうか。Amazonでも買えるようになっています。介護においても、会話で様々なことができる、このガジェットを活用していく方法を考えていきたいと思います。
【2018年1月31日まで・販売開始記念キャンペーン商品】Clova WAVE + LINE MUSICセット